セッションやバンドをやると、演奏の内容と同じくらい大事なのが
音作りになります!
レッスン内でもよく質問があります
音作りといってもジャンルや曲調、スタイルによって大きく変わってきますので、今回は
ジャズギターの音作り
について考えみましょう!
結論からいうと、弾き手の好みにはなってきますが、色々と真似をして自分の音が固まってくるので
是非、参考にして頂けたらと思います!
トラディショナル
コンテンポラリー
の両方をあげて比較してみました!
トラディショナルなジャズギターの音作り!!

ウェス・モンゴメリーを始めとする
伝統的なジャズギタースタイルの音作りです!
1.暖かく丸みのあるトーン
・ミドルレンジが強調され、耳に心地よい滑らかな音色
・強いアタックを避けた、柔らかなピッキング
2.クリーントーン重視
・歪みはほとんど使わず、アンプのクリーントーンのみ
3.使用するギター
・アーチトップギターが主流(Gibson ES-175 L-5など)
・ホロウボディの特性を活かし、自然な響きを重視
4.アンプとセッティング
・小型のチューブアンプやトランジスタアンプ(Polytone Bruteなど)
・トーンコントロールはベースをやや強調しトレブルを控えめにた音作り
5.エフェクト
・基本的にはエフェクトは多様せず、リバーブを使用する程度
コンテンポラリージャズギターの音作り!

現代的ジャズギタースタイルに関連する音作りです!
1.多彩なトーン
・クリーンから軽い歪み、さらにはアンビエント的なサウンドまで幅広い音作り
・明瞭でアーティキュレートな音色を求める
2.歪み系エフェクターの使用
・軽いオーバードライブで音に温かみを加える(gain0で使用したりすることで音が太くなる効果をだす)
・特にソロでは適度なサスティーンを生み出すため歪みが効果的
3.使用するギター
・フルアコのみならず、セミアコ(Gibson es-335 Ibanez ASシリーズなど)やソリッド(Fender stratocaster.Telecaster)
なども選択肢に入る
・ピックアップはハムバッカーだけでなく、シングルコイルも使用されている
4.アンプセッティング
・高品質のチューブアンプ(Fender Twin Reverbなど)やモテリングアンプ
・フラットなEQが多い
5.エフェクトの活用
・ディレイ、リバーブ、などの空間系エフェクトを活用して広がりを出す
6.他ジャンルへの対応
・コンテンポラリーでは、ジャズと他ジャンル(ロック、ポップスなど)の融合が多く、それに合わせた音作りが求められる
いかがでしたか?
どちらのスタイルでも、最終的には自分の演奏にあった音作りをすることが重要です!
今、自分の好みの音を出す人の真似をとことんすることをおすすめします!
それをしていく中で、自分の音がみつかるので機材の使い方を熟知することも演奏に大きな影響を与えますし
思い通りの音が作れると演奏していても楽しいです
自分の音をみつけることも楽しんでください!