「いつも同じようなギターソロになってしまう…」
「もっと個性のあるアドリブが弾きたい!」
そんなふうに感じているギタリストのあなたにこそ知ってほしいのがハーモニックマイナースケールです。
このスケールは、アドリブの表現力を一気に広げる武器になります
特に、情熱的でエキゾチックな響きを持つハーモニックマイナーは、ギターソロに「おっ」と思わせる意外性とドラマ性をプラスしてくれます
この記事では、ハーモニックマイナースケールの基本構造から、ギターでの実践的な使い方、さらにアドリブソロにどう活かせるのかまでをわかりやすく解説していきます
ギター初心者〜中級者の方にもやさしく、すぐに試せる実例も紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみてください!
ポジションを覚えよう!

ハーモニックマイナースケールをギターで覚えるとき、いきなり新しい指板の形を丸暗記しようとすると挫折しがちです
でも実は、ナチュラルマイナースケール(エオリアン)との違いはたった1音だけ
その「7度の音」を意識するだけで、スムーズにポジションをマスターできます
どの様な時に使うのか?
「どんなときにハーモニックマイナーを使えばいいの?」
これは多くのギタリストが疑問に感じるポイントです
実はハーモニックマイナースケールは、特定のコード進行やコードの種類にぴったりハマる場面があります
そこを理解しておくと、アドリブやギターソロでスケール選びに迷わなくなります
◆ 1. マイナーキーの V7 → Imi7進行にぴったり
例:E7 → Ami7
これはクラシックやジャズでよく使われる、いわゆる「ドミナントモーション」
ナチュラルマイナーだとE7(ドミナント7)が作れないため、**G#(=Aハーモニックマイナーの7度)が必要になります
このとき、Am(トニックマイナー)に解決するE7の上ではAハーモニックマイナーがバッチリハマります
解決後のAmではナチュラルマイナーに戻すのも効果的です
以下がAハーモニックマイナーのダイアトニックです!

実際にフレーズを弾いてみよう

フレーズを弾く際のコツ!
ハーモニックマイナーを弾いた後は解決先のコードのコードトーンで終わってあげることで安定したアドリブが演奏できます
例えば
E7→Ami7の時は
E7の時にAハーモニックマイナースケールを弾きAm7のコードトーンに解決(着地)してあげるといった具合です
その他にも上手く聞かせるコツや代理コードを使った知識などもございますが長くなってしましますので別のブログで解説させていただきます。
まとめ
・ハーモニックマイナースケールは、ナチュラルマイナーの「7度の音」だけを半音上げた形
→ 例:Aナチュラルマイナー(G) → Aハーモニックマイナー(G#)
・主に「V7 → Im」のコード進行で使うと効果的!
→ 例:E7 → Ami7(Aハーモニックマイナーがぴったり)
「ただのマイナースケール」から一歩抜け出して、印象的なフレーズを生み出せるようになりますよ!
堀川駿之介