『SPAIN』ソロセクション解説!

チック・コリアの名曲『SPAIN』について数回に分けて記事や動画を上げていきたいと思います!

 

今回はソロセクションのコード進行のアナライズとざっくりと演奏方法をいくつか解説します!

 

まずは下記のコード進行をご覧ください!

こちらはソロセクションのコード進行です!

 

1.key-D

 

2.E-7/ A7 /D△7の部分が2-5-1になります

 

3.その他DOM7はセカンダリードミナント

 

 

といったかんじで非常にシンプルです!

 

テーマが派手でソロセクションはシンプルといったところも、

ジャズミュージシャンだけでなく、ロック系の方にも人気がある

要因かも知れません

 

 


1.Bmiペンタ一発で!

コード進行はセカンダリードミナントはあるものの大きく調整が外れることがないので

Bマイナー(Dメジャー)ペンタで弾き切っても違和感はありません!

 

ブルースやロック系のリックで押し通すことで勢いを止めずにソロが展開しやすくなります

 

コードの変わり目や小節間を気にしなくて良いので、自由に歌いやすいです

ロックやブルース系の方はこれを土台に弾いてみましょう!

2.ⅡーⅤーⅠを意識

もしジャズを練習している方は

 

基本は1(Bmiペンタ) で

E-7/A7/D△7/のところのみ2-5-1フレーズを入れてみましょう!

コード感も聴こえますし

前後のフレーズとの色彩が変わってフレーズの対比が作れます

 

1ランク上の演奏に仕上がります!

3,ハーモニックマイナーを使う!

セカンダリードミナントである

F#7.C#7でH.P.5を使う!

 

F#7=Bハーモニックマイナー

C#7=F#ハーモニックマイナー

 

B7のところでもEのハーモニックマイナー(Eのメロディックマイナーがインサイド)が使えるので、余裕があればトライしてください!


いかがでしたか?

 

一見複雑で難曲と感じる曲ですが、コード進行は意外とシンプルです!

 

サンバのリズムなので、16分で埋めたくなるかもしれませんが

特にソロの出だし部分は逆にロングトーン中心に演奏するとソロのダイナミクスがつけやすいです

 

今回ご紹介した方法以外にもたくさんの方法がありますが、まずは簡単にできるよう大雑把に考えると良いでしょう!

 

是非、ロックギタリストもペンタ1発からトライしてみてください!