現在、ジャズギター(フルアコ、セミアコ)は各社様々な特徴を持つものが存在します!
今回は王道でもあり、ジャズギターの指標ともいえる
Gibson 社
のおすすめ5選の特徴について考えてみました!!
Gibson ES-175

Gibson ES-175は1949年に発売されたアーチトップ・エレクトリックギターです
ジャズ、ブルース、ソウルなど様々なジャンルで愛用されてきました
このギターはギブソンのES『Electric spanish』シリーズの中でも特に人気の高いモデルです!
特徴
・アーチトップ デザイン
・木材は主にスプルース(トップ)メイプル(バック、サイド)を使用
・ボディ形状はアコースティックギターのような形状をを持つため、温かみのある音色
・サウンドはジャズに最適な温かく滑らかな音色を持ちつつバランスの良い音が特徴です
使用ギタリスト
バーニー・ケッセル
パット・メセニー
ジョナサン・クライスバーグ
GIbson L-5

Gibson L-5はフラッグシップモデルとも言えるアーチトップ・ギター
高品質の木材と工芸的な作りで、プロフェッショナルに人気
特徴
・アーチ・トップギターで暖かく深みのある音
・通常16インチのボディ幅を持ち、それが音の豊かさに寄与しています
・ピックアップは初期のL-5はピエゾを使用していましたが、後にハムバッカーが搭載されるようになりました
近年は、ギター全体のクラシックなサウンドを保ちながら、モダンな演奏スタイルにも対応できる設計がされています
・装飾や仕上げにもこだわりがあり、L-5は非常に豪華で高級感があります。ヘッドストックには「Gibson」のロゴがあり、サイドやバインディングが上品に施されています
使用ギタリスト
ウェス・モンゴメリー
ジョー・パス
チャーリー・クリスチャン
Gibson ES-335

Gibson ES-335は、1958年に初めて登場したセミアコースティックギターで
その特徴から多くのギタリストに愛されています
特徴
・セミアコースティック構造でセンターのソリッドなブロックを持ちながらも、バックとトップがホロウな(空洞)構造をしているため
完全なアコースティックギターではなく、半分はエレクトリックギターのような音響特性を持っています
・ボディ形状はギブソンのレスポールやSGに似た、エレキギターではよく見られるシェイプを持ちながらも
薄いボディと曲線的なデザインが特徴です
・ピックアップは主にハムバッカー(P.A.F.ピックアップ)を搭載しており
これがES-335のトーンに重要な影響を与えています
・サウンド面ではセミアコースティックのため、フルアコースティックギターよりも音量は控えめで
オープンでクリーンなトーンが得られます。しかし、アンプを通すことで、ディストーションやオーバードライブでリッチで暖かみのあるサウンドが生まれ、幅広いジャンルに対応できます
使用ギタリスト
ラリー・カールトン
エリック・クラプトン
チャールズ・アルトゥラ
マイク・モレノ
GIBSON BYRDLAND

GIBSON Bardlandは特にジャズやブルースなどのジャンルで好まれるギターです
・アーチトップでセミホローまたはフルホローボディを採用
・ピックアップは『P90』や『ハムバッカー』を使用
・ネックは他のGibsonギターと比べてややスリムでプレイヤビリティが高いです
・音色は豊かなアコースティックな響きと温かみのあるトーンを持っています。ナチュラルな音色を重視するスタイルに適しています
使用ギタリスト
ジョニー・スミス
ケニー・バレル
GIBSON SUPER 400

Gibson Super 400は、非常に高級なアーチトップ・ギターで、
その音響特性と美しいデザインから多くのギタリストに愛されています
特徴
・通常17インチのボディを持ちかなり大きなボディをもち広い音響空間が特徴です
・材質はトップにはスプルース(松)、バックとサイドにはメイプルが使用されており、明瞭で豊かな音色が特徴です
・ピックアップは初期のモデルはフローティング(例えばP-90など)を搭載していたが、現代のモデルではハムバッカーが搭載
・美しい装飾で外装には豪華なバインディングやインレイ、ピックガードの装飾が施され、見た目にも非常に魅力的です
使用ギタリスト
バーニー・ケッセル
ケニー・バレル
エリック・ゲイル
いかがでしたか?
ギブソンだけでも多くのジャズギターが存在します
それぞれ弾き心地や音色が違いますが、まずは
フルアコかセミアコ
のどちらが好みかを考えてみましょう!
一概にはいえませんが、ざっくりわけると
ギターの鳴り自体を重視するならフルアコ
機材も使って、電気的にも音を作りたいならセミアコ
といったところでしょうか?
とはいえ、音色や弾き心地など好みになってくるので、好きなギタリストを参考にすると良いと思います!
この記事の著者 横山 貢介(ヨコヤマ コウスケ)

音楽学校を特待生で卒業
映画音楽の制作等様々なジャンルでの音楽活動をした後
渡米しL.A music academyの奨学金を受け入学Brad Rabuchin(Ray Charles
Band)、Frank Gamble(Chick Corea Electric
Band)に師事
また現地でのセッションやライブを数多くこなす
帰国後
Motion Blue横浜
Cotton Club
に出演
現在
都内、横浜のホテル、レストランにてジャズの演奏活動の他
日テレ、スポーツ報道番組使用曲やバライティー番組使用曲のレコーディング
韓国アイドルのコンサートサポート
和楽器との共演
など様々なジャンルの演奏活動を展開している
横山貢介ギター教室を立ち上げ指導にも力を入れてる!
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