「Spain」のギターアドリブで効果的なのが、ハーモニックマイナースケールの活用です
特にコードC#7、F#7、B7の場面で使うとエキゾチックな響きが出せます
今回は前回使ったペンタのフレーズの後半にハーモニックマイナーのフレーズを入れてみました(17小節目から)

Spainでのハーモニックマイナーの使い方
ハーモニックマイナースケールを使うことで、より緊張感やエキゾチックな響きを演出することができます
ポイントは、対象の7thコードに対して、5度下のハーモニックマイナースケールを使うこと
具体的には以下のようになります:
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C#7に対して → F#ハーモニックマイナー
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F#7に対して → Bハーモニックマイナー
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B7に対して → Eハーモニックマイナー
これにより、Spainのアドリブやギターソロで聴き手を引き込むようなフレーズが作れます

1.コードトーンを意識する
19小節目からのF#7の所はコードトーンを多めにして弾くことで安定したサウンドのアドリブが演奏できます
全てのアドリブでも意識するべきことですがアウト系のアドリブの際は特に伴奏で鳴っているコードを強く意識するといいでしょう

2.上級テク!2つのメジャートライアドを使ってみよう!
伴奏のコードのトライアドとそのコードの半音上のメジャートライアドを組み合わせることでハーモニックマイナーの緊張感のある響きが演出できます
例えば
C#7の時はC#+Dのメジャートライアド
B7の時はB+Cのメジャートライアドになります
今回紹介したフレーズのC#7やB7の所では以下のポジションを意識して演奏されております

まとめ
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アウトフレーズでもコードトーンを多用し安定感アップ
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2つのトライアドでハーモニックマイナーの雰囲気が表現できる!
この知識を活用すれば、Spainのソロに深みが増します!是非チャレンジしてみてください!
前回のブログを是非ご覧ください。
『SPAIN』のギターソロ 2-5-1フレーズを入れる!
堀川駿之介